マンションリニューアル事業本部 工事統括部 第2工事部 第2工事課 課長
湯浅 友典ゆあさ とものり
大卒採用の一期生として富士防に入社。現在入社13年目。わずか入社4年目にして、大型案件の現場代理人を任されたほか、現在はリーダーとして数々の大規模修繕現場で実力を発揮している。お客様への気配りと現場作業員への気配りが、良い仕事になる。
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現場代理人とは、どのようなお仕事ですか？
現場代理人とは、修繕工事の現場統括という役割です。具体的にいうと外壁塗装工事や、防水工事というようなマンションの修繕工事をする際に、現場を管理したり調整したりする、まとめ役という立場です。基本的に現場に常駐して日々、工事の進捗管理業務を行っています。現場代理人の方は、年間いくつの現場に常駐するんですか？
修繕工事でいうと、工期が6か月の場合が多いので、年間ですと2現場ぐらいに常駐しています。現在も横浜市の修繕工事の現場にいます。
年齢を問わず、早くから現場で活躍させてもらえる
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湯浅さんにとって、富士防とはどんな会社ですか？
富士防は若手社員が非常に多く、若手の人間が現場の中心的存在として活躍しているのが、富士防の強みだと思います。私自身、新卒でこの会社に入社したのが2010年なのですが、早くから現場代理人という仕事にチャレンジさせてもらえています。特に私は富士防が初めて大卒を採用した一期生になるのですが、今でも社長が勉強会や食事会などを定期的に開いてくれますし、すごく大切にされているなと日々感じています。入社してどれぐらいで責任あるポジションを任されましたか？
初めて任された現場でいうと、入社4年目大規模修繕工事を任せていただきました。任された以上、しっかりやらないといけないという気持ちでしたが、すでに多くの現場を経験させてもらえていたので、そこまで苦ではありませんでした。仕事をする上で、大切にしていることはありますか？
修繕工事はマンションに住んでいる方がいる中でやっていますので、すれ違った際に、お客様には必ず挨拶をしています。それから私は現場代理人という立場ですので、協力会社さんも含め作業員の方とも密なコミュニケーションをとることも大切です。今の現場ですと、最大50人ぐらいの作業スタッフがいますが、名前を覚え、なるべく話かけたりしながらコミュニケーションをとるように心がけています。円滑なコミュニケーションをとるうえでのコツはありますか？
例えば、普段いる現場事務所と作業員の休憩所は別の場所にあるのですが、必ず作業員の休憩所にも顔をだして、一緒に休憩をしながら話すこと心がけています。作業する方はベテランの方も多く私より知識がある職人さんも多くいらっしゃいます。私が知らないことも知っている経験豊富な方々ですので、ベテランの方にアドバイスをもらうこともあります。アドバイスをもらうことも会話のきっかけでもありますので、コミュニケーションを円滑にするポイントになっていると思います。逆に若手の方だとどのぐらいの作業レベルなのか把握したうえで、アドバイスをするようにしています。
見た目から綺麗に見えるよう、靴紐の通し方１つまでこだわる
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こだわりの仕事道具はありますか？
私のこだわりは、『作業服・安全靴』ですね。もちろんお客様が住んでいる場所で作業しているので、作業員とはいえあまり汚い恰好はできないですし、時にはお客様のお部屋に伺うこともあります。その時に作業服や靴が汚いと失礼にあたるので、そういうことがないように靴はだいたい1現場1足ずつ交換しています。もともと靴が好きというのもあるのですが、普段からなるべくペンキがつかないように気を配ったり、靴がきれいに見えるように紐の通し方もこだわったりしています。作業服は支給が年4枚分（夏2枚・冬2枚）なのですが、汚くなったら交換したりこまめに洗濯をして、清潔感を保てるように心がけています。お客様に満足してもらうために重要なことはありますか？
特に品質の面にこだわることが重要だと思います。塗装工事・防水工事に関しては、材料メーカーが指定する塗布量を守るというガイドラインがあります。それを守ったうえで、お客様の目線からちゃんと綺麗に仕上がっているかを、検査の段階できちんと見るようにしています。例えば、ウレタン防水工事などの場合、厚みをつければつけるほど、立ち上がり面がだれてくることがあるんですね。それは職人さんの腕にかかってくるところが大きいのですが、そういう細かいところであっても、見ためを大事にしたいというのが私のポリシーです。
デザイン面を勉強して、もっと仕事の幅を広げたい
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今後、チャレンジしたいことはありますか？
改修工事というのは、基本的にもとあった状態に近づけるための工事が多いので、まるで新築のような見た目にすることがミッションになります。一方、稀にエントランス内の壁の見た目を変える工事まで着手することがあります。そういったときにデザインのことが分かれば、こういう風にしたらいいんじゃないかという提案ができると思っているので、ぜひデザイン系の資格を取りたいです。それこそインテリアコーディネーターでもいいですし、色彩関係の資格とかでもいいと思います。持っていると、色々とアドバイスができる範囲が広がるんじゃないかなと思います。最後に、湯浅さんにとって『たてものを育む。』とは？
私が携わった現場が長持ちして、どれだけ次の修繕工事まで維持させられるのかが、大事なポイントかと思います。そういう意味で、できる限りのことをしてマンションの資産価値を維持させつつ、工事によってマンションを生まれ変わらせるということが、『たてものを育む。』ことだと思います。
